mac book proにPython3の実行環境を構築する

Pythonの勉強を始めて3ヶ月ちょっと経過したので新しいパソコンを購入しました。

なのでmacでのPython3環境を構築する際のメモ書きを残します。

pyenvのインストール

pyenvとは、簡単に言うとPythonのバージョンを管理することができます。バージョン管理もとても簡単でコマンド一つで3系にも2系にもバージョンを変更することができます。

では早速pyenvをインストールしてみます。

macのターミナルを開きpyenvをクローンします。

$ git clone git://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv

ただしmacXcodeがインストールされていないと下記のような応答が帰る。

xcode-select: note: no developer tools were found at '/Applications/	Xcode.app', requesting install. Choose an option in the dialog to download the command line developer tools.

そしてXcodeインストールポップアップが表示される。

f:id:kyamisama:20180814125744p:plain

特に気にする事もなくインストールを押します。
十数分ほど待つと以下のように完了の画面が出てきます。

f:id:kyamisama:20180814130426p:plain

pyenvにPATHを通す

mac.bash_profileにpyenvのPATHを通します。
その前にmacに.bash_profileが存在するか確認しましょう。
下記コマンドで.bash_profileが表示されれば存在しますが、
表示されなければtouchコマンドで用意しましょう。

$ ls -la|grep "profile"

表示されない場合は下記コマンドで.bash_profileを用意する。

$ cd
$ touch .bash_profile

.bash_profileを用意できたらいよいよPATHを通します。
何も考えず下記コマンドを実行

$ echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bash_profile

念のため確認。

$ cat ~/.bash_profile 
export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"
export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init -)"

上記のように表示されればOK

pyenvでPython格バージョンをインストールする。

下記コマンドを実行することで任意のバージョンをインストールできる。
※PATHを通した後、一度ターミナルを閉じる必要があります。でないとpyenvコマンドが利用できません。

$ pyenv install 3.4.3
$ pyenv install 2.7.9

インストール後shimをリフレッシュしておく。

$ pyenv rehash

Pythonのバージョンを指定する

pyenvでPythonのバージョンを管理するコマンドは2種類あります。
pyenv global x.x.x もしくは pyenv local x.x.x です。
globalとlocalの違いは、globalだと全体に、localにするとカレントディレクトリのみがバージョンの対象となります。
なのでよくある使い方としては、localでフォルダごとにバージョンを設定します。

$ pyenv global 3.4.3
$ python -V
Python 3.4.3