Python 3 エンジニア認定データ分析試験の合格体験記

タイトル通り、Pythonデータ分析試験に合格してきました。
今回はその試験の難易度や私が実際にやってきた勉強方法を紹介したいと思います。

私のスペック

これまでの経歴

  • インフラエンジニア歴5年
  • クラウドエンジニア歴1年
  • 実務でのプログラミング歴0年

資格取得履歴

  • CCNA
  • CCNP Route
  • AWSクラウドラクティショナー
  • AWSソリューションアーキテクトアソシエイト
  • Oracle Cloud Infrastructure Foundations 2020 Associate
  • Oracle Cloud Infrastructure 2019 Certified Architect Associate
  • Oracle Cloud Infrastructure Developer 2020 Certified Associate

試験結果

先に試験結果です。
私の得点は775点で31問正解し、9問落としてしまいました。
点数としては良くありませんが、逆にどこを勉強すれば高得点を狙えたのかを認識できたと思いました。
そのあたりのお話も出来ればと思います。
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試験勉強方法

1. まずはじめに

まずデータ分析試験を受けるにあたってPythonの基礎構文をある程度理解した状態で勉強する事をお勧めします。
これは他の先輩方の合格体験記にも記載されている事であり、私もそのように思いました。
なので、受験対象者が通る道は下記のパターンとなると思います。

1-1. Python未経験の方

まずはPython基礎認定試験を受けるか、ProgateやUdemyと言ったサービスを利用してPython言語を学習しましょう。

1-2. Python以外のプログラム言語を習得している、もしくはPythonをある程度理解している方

私は趣味でPythonプログラムを書いていたり、自身の業務を個人的に自動化するために書いていたりしていたのでここに該当します。
こちらに該当する方はすぐにでもデータ分析試験の勉強を始めても大丈夫でしょう。

2. 教科書の購入

まずは教科書を購入しましょう。話はそれからです。

3. 教科書を一読(写経無し)

試験範囲が1章から4章までなのでそこまでを一読しました。
5章に関しては試験終了後に読むでいいと思います。

ここでのポイント
  • 教科書に出てくる単語の意味を理解する

 (特に太字は要チェックです)

  • 数学の解き方を理解する

 (線形代数微積分、行列は必須です)

  • データサイエンティストの概要を理解する
  • 本当はscikiti-learnの部分まで理解できればいいのですが、いきなりそれは難しいので単語を覚えるでOK
4. 写経を行う(1回)

Python基礎構文に関しては、知ってる箇所は飛ばしてOK。
私の場合pickleモジュールのあたりは写経した覚えがあります。
Numpy, Pandas, Matplotlib, scikit-learnは全て写経します。
元々データ分析していない人はこれらの経験は無いと思いますので、丁寧に写経しましょう。
また本書に記載どおりのコード以外も試してみて、実際の動作を頭に入れましょう。
例えば変数の値を変えてみて、出力結果がどのように変わるかなど。

5. 無料模擬試験

模擬試験に関しては、下記2つを受講しました。

他の先輩方の合格体験記を拝見しているとプライムストラテジー試験の方が受験の比重が高いように見えたのでこちらから始めました。
プライムストラテジーの戦績
プライムストラテジーは模擬試験が3つあるので、それぞれを順番に実施していきました。

1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦
1試験 50点 67.5点 80点 87.5点 97.5点
2試験 57.5点 77.5点 85点 92.5点
3試験 70点 82.5点 95点

実施回数に偏りがあると思います。
これは3つの模擬試験の内容がほんの少し改変された問題内容となっており、
大体同じ内容なのでどれか一つをやり込めば、残りの2つは結構楽に回答できるためです。
なので模擬2,3に関してはそこまでやらなくても得点が得られます。

Dive into examの戦績

1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 5回戦 6回戦 7回戦 8回戦 9回戦 10回戦 11回戦 12回戦 13回戦 14回戦
試験 550点 525点 600点 500点 650点 725点 675点 650点 800点 800点 700点 650点 875点 800点

Dive into examについては結構難しいと感じました。
問題数が多いので、すぐに高得点が狙えなかったのでかなり数を反復受験しました。
★ちょっとしたポイント
プライムストラテジーの模擬は教科書の単語以外はほとんど出題されません。
逆にDive into examは教科書以外の単語結構出てきます。

6. もう一度教科書を一読

ここでもう一度教科書を読んだ背景としては、二つの模擬試験を受けて、まだまだ単語の意味を理解できていないと気づけたからです。

7. scikit-learnのみ写経

最後にscikit-learnのみ写経を行いました。理解度がmatplotlibやpandasと比べて弱いと感じたためです。
この段階で受験日の前日になっており、受験するしかない状況でした。

受験の感想

受けた後の感想としては、教科書の内容を全て覚えていれば100%合格します。
これは間違いないです。
また問題数が少ないので、1問あたりの配点が高いので分からない問題でも諦めずに粘った方がいいと思います。

注意点

私が受験した試験会場は計算用紙が貰えなかったです。もしかしたら貰えたのかもしれませんが。。。
なのでpandasの値抽出の問題とか、頭の中でデータフレームを作成して、頭の中で計算するしかありませんでした。
これは本当に焦りました。

最後に

是非皆さんもPython3データ分析試験を受験してみてください。